【ドラッグストア】クレーム・困ったお客さんにもう限界!と思ったら

わたしは約2年、ドラッグストアで薬剤師として勤務していました。
調剤併設ではない、OTC専用のドラッグストアです。
2回転職し、これまで3つの職種を経験していますが、
ドラッグストアで遭遇したクレーム、困ったお客さんにはある共通点がありました。
それは、ありえない八つ当たりと時間泥棒です。

ピンときた方は、ドラッグストアのお客さん対応で困ったり、悩んでいる方のはずです。
ここから先は、「ありえない八つ当たり」と「時間泥棒」、この2つにピンときた方だけ読み進めてください。
こんな方に向けて書いています
●ドラッグストアで受けるクレームが辛い
●同じような体験をした方のその後の選択を知りたい
●薬剤師の働き方について、転職経験のある人の話を聞きたい
以下、わたしがドラッグストアに働いているときに遭遇したクレーム・困ったお客さんのエピソードをご紹介しつつ、どんな選択をするのが良いのか?について、一緒に考えてみたいと思います。
ドラッグストアで受けたクレーム・困ったお客さん5選
わたしがドラッグストアで働いていたとき、毎日のように「困ること」がありました。
特に印象的なエピソードを5つご紹介します。
育児ノイローゼの母親「さっさとあっちへ行って謝ってこい!」
店舗Aにいたときのこと。
レジが混んでいたので、薬コーナーを離れ、レジ対応をしていました。
次のお客さんはベビーカーを押しているお母さんでした。
その方の番になると、いきなり私をにらみ、大きな声で、
「あんたがノロノロやっているから、私があのお客さんににらまれたじゃない!さっさとあの人のところへ行って謝ってきなさいよ!」
わたしの心の中:「は、はぁ‥‥?」
何が起きたかわかりませんでした。
ベビーカーを引いていたので、この人は「母親」で、育児ノイローゼのせいかすでにヒステリー状態にあることはわかりました。
わたしがポカンとしていたら、さらに「さっさと謝ってきなさいよ!」と怒号。
目がやばいと感じたので、よくわからないまま、私はお店を出て、お店を出て歩いているお客さんにとりあえず謝ったのでした。
そのお客さんの反応は、「え??なに???」
振り向くと、育児ノイローゼママが「ふん、ざまあみろ」とばかりに私を見ながら、ベビーカーを押してお店を出ていくところでした。
政党支持を断ったら逆切れ
店舗Bのレジで起きたこと。
「ねえねえ、あなた今度の選挙に行く?〇〇党に入れてくれるかしら?」
どんな言葉かは忘れましたが、いきなり政党への支持を求められました。
その政党で、それまでに嫌な思いをしていたわたしはつい、「いいえ、いれませんけど」とはっきり即答(大人げない対応でした…)。
私の即答を聞いたお客さんは逆切れ。
なぜかレジでその政党の「すばらしさ」を聞く羽目になりました。
お客さんの目の焦点は合っていませんでした。恐怖でした。
名刺を渡され「なんで電話してこないんだ?」
郊外の大型店舗Cにいたときのこと。
毎日くるおじさんがいました。
ある日、自己紹介をかねて名刺を渡されました。
なにもせずにいたら、後日「なんで電話してこないんだ?」と逆切れ。
毎日来店し、同じことを質問する人
このタイプのお客さんは多いです。
ドラッグストアには毎日来店し、同じ質問をするお客さんがいます。
すぐに終わればいいのですが、30分相手をしなければならないことも。
先ほどの、育児ノイローゼママや勧誘おばさんは、1回限りなので流せるのですが、毎日やってきて、時間をうばうお客さんは厄介です。
特定のお客さんに気に入られて、毎日30分話の相手をさせられて、困り果てている同僚もいました。
1時間話し続ける人
これも多いです。
お客さんの中には、延々と話し続ける人が一定数います。
大型のお店では、薬剤師は薬コーナーにいることが多いです。
レジに追われているわけではないので、薬剤師をつかまえやすいのでしょう。
薬コーナーで1時間、えんえんと関係のない話を続けるお客さんが一定数いました。
ドラッグストアで多いクレーマー・困ったお客さんの共通点
わたしの経験に基づく、独断と偏見に満ちた総括をすると、
●八つ当たり
●時間泥棒
この2点です。
「時間泥棒」については、まあ、仕方のないことだと思います。
ドラッグストアは誰でも足を運べる場所であり、
忙しい医師に話を十分に聞いてもらえない人たちが行きやすい場所だからです。
「八つ当たり」についても、仕方ないのないことかもしれません。
冒頭の育児ノイローゼの母親については、わたしをはけ口にしてもらうことで、赤ちゃんにどうか危害を加えないで、と思いました。
当時わたしが感じた疑問。それは、
3つの異なる職種を経験してわかること
わたしは新卒でドラッグストアに勤務しました。
転職の流れは、
ドラッグストア
↓
臨床開発モニター(CRA)
↓
別業界の営業職
↓
いま(フリーランス中国語翻訳者)
転職回数は多い方です。
3つの職種を振り返って、クレーム・困ったお客さんがいちばん多かった職場が、ドラッグストアでした。
毎日のように困ることに遭遇したのがドラッグストアです。
といっても、良い点もあります。
それは、いやなことがあっても、対象が「お客さん」なので、流しやすいことです。
発注、在庫管理などの接客以外の仕事もありますが、ほとんどの時間を「売り場」で過ごします。
そのため、同僚との人間関係のストレスはほぼありません。

ただ、私が経験した別の職種と比較すると、一般の人を相手にするため、「ありえない…」と感じるクレームに遭遇する可能性は高くなります。
まさに冒頭で書いた「八つ当たり」「逆切れ」ですね。
容赦ない八つ当たりの洗礼を受けるには、ドラッグストアはピッタリです。
ドラッグストアのクレームにもう限界!と思ったときの選択は3つ
あなたが選べるのは次の3つ。
【1】期限を決めて続ける
【2】すぐに辞める
【3】思考停止して続ける

逆切れされたり、いわれのない理由で当たられたり、終わりのない会話に付き合ったり‥‥

3つの職種を経験して思うのは、
クレーマーから受ける精神的負担はそれなりに重いですが、期間限定で働く仕事としては悪くないです。
理由は初任給が約30万円と高めだから(薬剤師資格があれば、の話)。
とくに、接客自体が嫌いでない方は、楽しめると思います。
✔新卒でとにかく早く稼ぎたい
✔数年後に留学したいからまとまったお金が必要
こういった方は、期間限定でやるのがいいです。
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一方、いま30代で、クレーム対応や同じお客さんに1時間つかまるのにもう耐えられない!
という人には、心より転職をおすすめします。
わたしは約2年働いて、すっきり辞めました。
も~~~~やってられん!!
と思ったことは1度や2度ではありません。
続けられたのは「期限を決めていた」からです。
×「思考停止して続ける」はおすすめしない!
先ほど書いた3択のうち、「思考停止して続ける」はおすすめしません。
この記事をここまで読んでいる方は、ドラッグストアでクレームを受けたり、困ったことがあったりで、悩んでいる人のはずです。
しかし、今の環境を変えて、もっと好きな仕事やワクワクする仕事をやりたいと思っている方には「辞める」のを提案します。
理由は、働く環境は大事だから。
フルタイムだったら1日8時間です。長いですよね。
記事の冒頭で書いた、ヒステリーな母親。
この方のような、ものすごく強い負のオーラを受けると、あとをひきます。
毎日のようにマイナスオーラに触れていると、人間病んでしまいます…。
まして、薬剤師の資格があれば、思い切って転職して、今の嫌な環境から抜け出すことだってできます。
我慢して続ける理由はあまりないはずです。

ということで、あなたへのおすすめは次の2択。
✔期限を決めて続ける
✔今すぐ辞める
期限を決めて続ける場合
半年後までに辞める!など期限を決めて、転職エージェントに登録しちゃいましょう。
※どちらも無料で、登録は1分で終わります。
早めに動いた方がよい理由は、ドラッグストアの異動は急に決まるからです。
いきなり新規オープンのお店に異動になって、例外的に残業が発生することがあります。

(ドラッグストアの薬剤師職は残業がないのが普通です)
すぐに辞める場合
すぐにといっても、「翌日から行かない」は難しいので、1ヵ月は見ておきましょう。
上司に言いづらい場合や、関係がこじれてさらに気まずい思いをしたくない場合は、退職代行を使う手もあります。
ストレスが強くなると、意思決定ができなくなることだってあります。
上司が怖いなど言いづらい場合は、退職代行を活用するのがおすすめです。
同時に、転職エージェントにも登録して、良い求人案件を見逃さないようにしましょう。
※どちらも無料で、登録は1分で終わります。
ちなみに、現在のわたしは、ブログで毎月の生活費を稼いでいます(いわゆるブログ飯)。
人間関係はなく、お客さんに八つ当たりされることなく、自分のペースで仕事しています。
この生活にシフトチェンジできたのは、現状を変えるアクションを起こしたからです。
▼ブログで稼ぐリアルで具体的な話を知りたい方はこちらから▼
ということで、現状に不満があるなら、今から行動しましょう!
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