薬剤師にやりがいを感じないなら辞めてよいと思う

薬剤師の仕事がつまらなく、やりがいを感じない。

10年後もこの仕事をしていることを想像しただけでぞっとする。

高い学費を払って薬学部を卒業したけど、薬剤師でない仕事を選んでも大丈夫かな。

 

今回はこのような悩みを持つ方に向けて書いています。

わたしも大学生のとき、次のことを悩んでいました。

「薬剤師は責任ある仕事。薬の用量を間違えばリスクになる。それを防ぐのが薬剤師なのだから、誇りを持つべき」。

誰に相談しても、返ってくる回答は同じ。

わたしの人生なのだから、やりたい仕事をしてはダメなの?

専攻にあった仕事をしないといけないの?

薬学部から別の道へ進むのはそんなにいけないことなの?

 

わたしの結論は、

薬剤師がつまらないなら、辞めてもいいし、薬剤師にならなくてもいいです。

薬剤師と違う仕事についてもまったく問題ありません。

 

親から「なんてもったいない!馬鹿じゃないの。食べていければいいんだから、やりたいことは仕事以外で見つけなさい」と言われると思いますが、

薬剤師が嫌なら辞めましょう。

 

このように断言できるのは、私が薬剤師を辞めたからです。

正確にいうと、大学生の頃から、薬剤師をやるつもりはありませんでした。

もっと正確にいうと、薬剤師の仕事にやりがいをまったく感じていません。

 

薬剤師として働いたのは2年半ほど。その後は、薬剤師でなくてもできる仕事をしてきました。

フリーランスで中国語翻訳をしながら、ブログを育て、

今では別ブログで月に30万円以上稼げるようになりました。

薬剤師をしていたころよりも何倍も楽しい毎日を送っています。

 

本記事の内容

・薬剤師にやりがいを感じないなら辞めてよい

・親に申し訳ないならほかの仕事で稼げばいい

・10年後、薬剤師をしていたい?

・薬剤師を辞めよう

 

※この記事は3分で読めます。叩かれるのを覚悟で書きました。悩んで一歩を踏み出せない方が、ワクワクする楽しい1年後を手に入れるために、行動に移せることを願って書きました。

 

転職で失敗したお話はこちらから↓↓↓

薬剤師にやりがいを感じないなら辞めてよい

薬剤師の仕事にやりがいを感じないなら、辞めていいです。

大学生で進路に悩んでいる人は、薬剤師にならなくていいです。

理由は言うまでもなく、自分の人生なのに、やりがいを感じられない仕事につくのは、あまりにもしんどいからです。

 

わたしは薬剤師の仕事にやりがいを感じていません。

こう書くと、真面目に責任感をもって頑張っている人に怒られるでしょうが、わたしの本音です。

 

大学生のとき、一生薬剤師をやる自分を想像しただけで耐えられないものがありました。

当時、「絶対、薬剤師にならない」と決めました。

その決意に少しも後悔はありません。

 

よく聞くのが次の言葉ですよね。

「薬剤師は責任ある仕事。薬の用量を間違えばリスクになるし、患者さんに多大な損失を与えてしまう。それを防ぐのが薬剤師なのだから、誇りを持つべき。高い学費払って薬剤師になったのにもったいない。仕事のやりがいは見つけるもの」。

 

「誇りをもって」

「責任感を持って」

「高い学費払ったんだから」

「やりがいは見つけるもの」

 

聞こえのよい言葉ですが、わたしは無視しました。オールスルーです。

 

仕事するのは「わたし」だからです。

わたしが誇りを持てない、やりがいを感じられないのであれば、周りが押し付けたところで、気持ちは変わりません。

 

米国の女性ビジネスコンサルタント、バーバラ・ブラハムも次のように言っています。

たいていの人はほんとうになにがほしいのか、心の中でわかっています。人生の目標を教えてくれるのは直感だけ。ただ、それに耳を傾けない人が多すぎるのです。

 

もちろん、やむを得ない事情で、薬剤師の仕事を辞められない場合は、辞められる状況になるまで、仕事を続けるしかないと思います。

わたしも、新卒時、行きたかった会社に内定をもらえなかったので、ドラッグストアの薬剤師の仕事につきました。

 

このあたりの話はこちらの記事に書いています。

 

親に申し訳ないならほかの仕事で稼げばいい

薬学部、特に私大薬学部の学費は高いので、

サンクコストにとらわれて、卒業後に別の道を選択することを迷う人は多いと思います。

高い学費を払っていかせてもらったのに、薬と関係のない道へ進むのは親に申し訳ない…

わたしも同じ悩みを持っていました。

わたしが卒業したのは私大薬学部でした。

親には高い学費を払わせてしまいましたし、今でも思い出すと心が痛みます。

 

でも考えてみてください。

高校3年生の時点で、生涯をかけてやりぬくものを見つけられると思いますか?

薬学部に入学して「この道はわたしの歩きたい道ではない」と気づけたなら、

合わない職業が1つわかったということ。

大学入学後すぐに専門を学ぶ学生の方が、大学3年になってから専攻を決める学生よりも、最終的に専攻と関係のない仕事につく人が多いことは研究で示されています。

 

といっても、悩みますよね。

その場合は、ほかの仕事でもっと稼ぐことを目標にしたらいいですよ。

もっと稼いで、薬剤師をしている時より毎日をもっと全力で生きる。何かに挑戦する。

 

そんな姿を見せつつ、少しずつ結果を出していけば親も理解してくれると思います。

 

わたしがある企業に就職したとき、「お願いだから定年までこの会社にいて」と親から言われました。

10年ほど前のことです。

今ほど早期退職はなく、大企業に就職することはまだ安泰と思われていました。

わたしが会社員を辞めてフリーランスになってからも、心の中で賛成していないことはわかっていましたし、しばしば小言を言われました。

しかし、フリーランスの翻訳業で少しずつ年収が上がってくると、何も言わなくなりました。

 

すぐには理解を得られないかもしれませんが、少しずつ成果を出していけば、親も理解してくれると思います。

 

10年後、薬剤師をしていたい?

あなたは10年後、薬剤師をしていたいですか?

答えが「NO」なら、辞める選択に向けて行動に移した方がいいですよ。

今すぐです。

(今すぐの理由は後述)。

理由は、やらなかった後悔はあとでじわじわ効いてくるから。

反対に、やってだめだったら諦めがつくものです。

 

薬学部を出ても、ほかの仕事につくことは可能です。

わたしもこれまでに、薬剤師以外の仕事を経験しています。

一番やってはいけないのは、行動を先延ばしにすることチャレンジをあきらめることです。

 

✔わたしの失敗談

わたしの例をお話すると、「チャレンジをあきらめた」ことで長い間、後悔しました。

大学生の時、わたしは薬剤師と関係のない企業にいくために就活をしていました。

希望は新聞記者でした。

 

薬学部から新聞記者になった大学OBはいませんでしたので、新聞社のパンフレットに載っている現役記者に片っ端から電話でアポをとって、会ってもらい、仕事内容を聞いたりしていました。

しかし、就活でつまずいたのは「薬学部なのになぜ?」という質問。

数社は書類選考にパスして、面接まで行きましたが、「どうせ、辛くなったら薬剤師に戻ろうと思っているんでしょう」という質問に、相手が納得する回答が返せませんでした。

当時は、「じゃあ、国家試験を受けるの辞めてやる!」と憤慨していました。

もっと自分に向き合って、受かるまで、全国の新聞社を受ければよかったと思っています。

わたしは挑戦をあきらめ、ドラッグストアという楽な道を選択しました。面接まで行ったのに、答えられない自分に向き合うのが嫌で、面接を辞退してしまった新聞社もありました。

 

 

ドラッグストアの年収は約500万。責任はあるけど、ほぼ定時で帰れてキツイ仕事でもなく、ノルマもそれほどなく、年収500万っておいしくない?やりたいことをやるための手段として薬剤師をやりながら、やりたいことの準備をすればいいや。

 

当時のわたしが考えていたことです。

いま振り返ると、「やりたいことをやるための手段」とは聞こえのいい言い訳で、つまりは逃げていました。

 

その後、薬剤師を戦略的に利用して、少しずつ自分が望む生き方に近づいてきました。

就活から逃げたのは失敗でしたが、薬剤師をしないという選択肢は貫きました

あの時あきらめていたら、ブログで月30万円以上の収入が発生するなんて夢のまた夢状態だったはずです。

 

薬剤師を辞めよう

「石の上にも3年だよ」とか、

「今乗り越えればきっと楽しくなるよ」とか言われますけど、

心から好きでないものは、楽しめません。

 

「薬剤師の仕事が単調でつまらない」というと、

「社会人になりきれていない」と言われるかもしれませんが、わたしは「つまらないものはつまらない」と思っています。

 

それよりも、選択を先延ばしするリスクに目を向けましょう。

 

嫌な仕事を続けて、ストレス・疲労が限界に達したとき、もし家族が病気で倒れてしまい、介護が必要になる。

ありえない話ではないですよね。

 

追い打ちをかけるように、祖父が認知症になり、板ばさみに。

これも十分起こりえることです。

 

家庭の事情で身動きとれなくなると、薬剤師の仕事をいま以上に辞めづらくなります。

いま、薬剤師の仕事にやりがいを感じていないのであれば、

いまが行動に移せるベストのタイミングです。

 

コロナウイルスで数ヵ月でわたしたちの生活が一変したように、1週間後、1ヵ月後はどうなるかわかりません。

未来は予測不可能ですが、あなたの行動は今すぐに変えられます。

 

もし第二新卒枠で転職するのであれば、わりと希望した仕事にダイレクトに応募できます。わたしも第二新卒枠で、薬剤師でなくてもできるCRAという仕事にキャリアチェンジしました。

もし複数回、すでに転職していて不安…と思っても大丈夫

わたしは30過ぎてから、未経験で別業界に転職しました。

 

薬剤師でない仕事には次のものがありますので、いろいろ調べてみるといいです。

・営業職(★)

・MR

・翻訳者(★)

・メディカルライティング(☆)

・CRA(★)

・CRC

・講師(☆)

 

★は、わたしが本職として経験した仕事です。☆も少し経験しました。

 

 

 

転職エージェントを利用するメリットは、未経験の仕事内容についてわかりやすく教えてもらえるので、視野と選択肢を広げられることです。

わたしがCRAを知ったのも、転職エージェントを利用したからでした。

 

薬剤師を辞めたいと思いつつ、行動に移せない理由は、情報不足も考えられますので、転職エージェントで効率的に情報を集め、ぜひ、ご自分に合った生き方を考えてみてください。

 

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薬剤師以外の仕事を真剣に考えている方も、薬剤師専門エージェント最低1社には登録しておいた方がいいです。

というのは、メディカルライティング、薬事申請など、薬剤師として働くのではなく、

薬剤師資格のアドバンテージをいかせる仕事、フリーランスやコンサルタントなど独立につながる仕事につきやすいからです。

 

わたし自身、薬剤師資格証を破り捨てようかと思ったことは何度もありますが、

薬剤師を戦略的に利用したことで、市場価値を高めて、フリーランスへ転身しやすくなりました。

 

とりあえず情報収集だけから始めたい方にはリクナビNEXTもおすすめです。

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ぜひ、一歩を踏み出して、やりがいのある仕事を見つけ、毎朝目覚めたときにわくわくするような毎日を手に入れてください。

未来は予測できませんが、あなたの行動は今から変えられます。

 

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